アンティークならではの独特なオーラが見事な、ナバホ族のバングルになります。
こちらは現在のトラディショナルスタイル作品に多大な影響を与えている、インディアンジュエリーの
歴史には欠かせない存在である「United Indian Traders Association」(UITA)の加盟ユーザーorギャラリー
が制作した、推定40年代制作の貴重なアンティークジュエリーとなります。
1931年にC G Wallace、Ramon Hubbell、Bruce Barnard&Mike Kirkなどを中心として結成された
「United Indian Traders Association」(UITA)。
当時のインディアンジュエリーは、お土産品として様々なトレーディングポストにて大量制作が
行われておりましたが、そのほとんどの制作過程が商業的に役割分担として、制作されていました。
インディアンアーティストとしての存在意義の確立、全ての制作過程に対する技術の向上させるべく、
有名ギャラリーやディーラーが集結して結成された組織になります。
当時各部族で結成されていた「The Navajo Arts and Crafts Guild」「The Hopi Silver Craft Guild」や、
「Indian Arts and Crafts Board」(IACB)、そしてUITAが現在のインディアンジュエリー市場を
作り上げたと言えるべく存在です。
こちらのUITA、IACB(US NAVAJOスタンプ)、ナバホギルドの作品の入手は極めて困難な現状です。
こちらはUITA加盟店ナンバー21、サンタフェに位置する「Southwest Arts &Crafts」より作りだされた
貴重なバングルになります。
インゴットシルバーですが、コインシルバーかは不明です。
センターにはグリーンのきれいなパイロットマウンテンターコイズ、両サイドにはシェルコンチョアップリケ、
ベースはトライアングルワイヤーを含む3ワイヤーで仕上がった、典型的なオールドスタイルです。
ターコイズはシルバーベースとのくすみバランス、ターコイズの表面光沢ぐあいから、
後年に交換、もしくは元々のストーンが破損等の後付けされた可能性が御座います。
年月によるくすみも魅力的で、オールドジュエリーがお好きな方にはたまらない逸品と思います。